■ はじめに
このたび、つくば市への移転に伴う
トロッポドーナツ新店舗の設計・改修工事を担当させていただきました。
旧店舗からわずか2年半での移転という決断は、
お客様からの大きな支持と、店舗としての成長の証。
その節目に関わることができ、私たちにとっても特別なプロジェクトとなりました。
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■ 新店舗の外観について


新しい街に馴染みながらも、
しっかりと“トロッポドーナツらしさ”を感じられる外観を目指しました。
素材の質感や陰影、光の入り方など、
佇まいの印象を左右する要素を丁寧に整え、
「扉を開ける前から世界観が伝わる」デザインに仕上げています。


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■ 旧店舗が持っていた“空気感”
土浦市の旧店舗は、オーナー様・スタッフ様・お客様の思い出が詰まった場所でした。
その温かい雰囲気や、訪れる人が自然とくつろげる空気感を
新店舗にもどう引き継ぐかが、今回の大きなテーマとなりました。
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■ 初期デザインとパース
パース作成では、
旧店舗で愛されてきた雰囲気を損なわず、
“新しい表情”をどのように加えていくかを重点に設計しました。
光の方向、動線、素材の組み合わせなど、
空間の核となる部分をパース上で整理し、
オーナー様と共有しながら方向性を固めていきました。
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■ 新店舗の完成写真
完成した店内は、懐かしさと新しさが自然と共存する空間となりました。
照明の温度、什器の配置、色味のバランスを整え、
ドーナツの美味しさがより引き立つような柔らかい空気感を目指しました。
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■ 壁画移設という大きなチャレンジ
今回の象徴的な工程が、
美術の先生が旧店舗で描かれた“壁画の移設”です。
壁から丁寧に剥がし、補修し、新店舗のどこに配置するかを慎重に検討しました。
無事に移設できた瞬間、オーナー様が涙を浮かべて喜ばれ、
その姿に私たちも胸が熱くなりました。
思い出を“未来の空間へつなぐ”という、本プロジェクトの象徴的な場面でした。

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■ オープン当日の光景
オープン当日は、開店前からお客様が長い列を作り、
お店が多くの方に愛されていることを改めて感じました。
空間づくりに携わった者として、
その景色を見られたのは大きな感動でした。

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■ 最後に
イーズ企画工房では、
“お店をつくる”という作業だけでなく、
オーナー様の想い・お客様の記憶・場所の歴史を丁寧に汲み取り、
デザインに落とし込むことを大切にしています。








